私が若い頃、1968年頃だったと思いますが、マイカーでこの地を訪れたのが最初でした。
もう既に鉄道は無かったものの道路は今と変わらず整備は行き届いていたように思います。 昔の車道にはガードレールなど無い場所の方が多く、別に恐ろしいとは思いませんでしたが、 今回徒歩にも関わらず尻込みするような場所が多く有りました。 安全に造られた道ばかり走っているからだと思いますが、 考えてみれば海外の秘境の道なんかはこんなものでは無いですね。 いかに日本は恵まれているかを改めて感じます。 ↑ トウヒやネズコに混じって、こんなに高い所までほおの木はあるのですね。 ↑ 振り返った岩の上にはたくさんのシャクナゲが見えます、これが花の時期ならさぞかし見事でしょう。 ↑ ここには吊り橋があったのですが、ご覧のように壊れていますね。この場所は懐かしく、昔、この橋の上で撮ってもらった写真があります・・・ ↑ これです、仕事の先輩と行った時に写して頂きました。モノクロの時代ですが昭和40年代はこの吊り橋も健在でした。 ↑ ようやく今回目的の広河原に着きました。ここは名の通り河原が広くまるで空が開けたような感じがします。 ↑ 奥にあるのは広河原の取水堰堤です。 ↑ ここで取られた水は地下のトンネルを潜って発電所へと向かいます。 ↑ 堰堤から奥はこんな眺めです。先で二手に分かれますが右が小倉谷、左が打込谷です。 ↑ ここには珍しくドロノキがあり、ちょうど綿毛を飛ばす時期でした。 さて「双六渓谷を歩く」もいよいよ今回が最後となりました。 一応目的地の広河原に到着ですが、谷の源はまだまだ遠くにあります。 森林鉄道もこの先小倉谷線、打込谷線とあって特に打込線は難所続きとのことでした。 今は時代も木材の搬出ではなく沢登りや釣りのロマンを求めて若者達が集っているようですが、 常は平静を装っている渓谷もひと度大雨が降れば荒れ狂う地獄と化します。 どうか事故の無いように自然を楽しんで頂きたいという気持ちで一杯です。 やはり、今回の双六渓谷で一番印象に残ったのは水の色です。 大きな画像を貼って終わりとさせて頂きます。
by yoas23
| 2010-07-18 05:16
| 山歩き
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