飛騨の昔遊び 正月遊び

「♪・・・お正月には凧揚げて独楽を回して遊びましょう」の童謡にあるような遊びは飛騨では流行らなかった。
独楽回しについてはいずれ触れることとするが、これはお正月の遊びではなく、春、夏、秋・・・何時でも遊び、凧揚げをするには飛騨地方は風が弱い地形からか、また雪の上では揚げにくいことからか、これもまた正月の遊びにはならなかった。
親戚の子供たちがやってきて一緒に遊んだものに、「犬棒かるた」や「すごろく」、「福笑い」などがあり、中にはそれらは手作りのもので遊んだ記憶もある。
またお年玉と一緒に貰ったものに「福引」があり、新聞紙で作った三角形の袋におもちゃやを入れたものや、煎餅の生地を三角に丸めた中にサイコロや小さな大黒様の置物などが入ったものもあり、欲しい物を当てるのが楽しみであった。
その頃の大人はといえば百人一首や花札、マージャンなどを楽しんでいたのを記憶している。
いずれにしても物資が少ない時代、花札など角が擦り切れていたものを使っていた。
居間の天井には大きな松の枝に鶴や的矢、色ガラス玉、千両箱などの色々な飾りを付け、点滅電球でチカチカと光る松飾が飾られ、それはまるでクリスマス・ツリーのように裸電球の部屋に輝いており、その光景は平素の生活とは違い「お正月はいいもんだ・・・」としみじみ思ったものである。
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by yoas23 | 2006-01-21 17:47 | 飛騨の昔遊び
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