毎年1月24日の高山では二十四日市が開かれる。
これは旧暦の12月24日に、二之町の露天で正月用品を売ったのが始まりとされ、朝市と並び有名な市である。 今の世では正月準備でもないが、それでも多くの市民や近在の人、また観光客で賑わっている。 売られているものの中で特に目を引くのは、昔ながらの「ばんどり」や「しょうけ」で、ばんどりとは藁で作った蓑のこと、しょうけは竹を細く剥いで編んだ笊のこと、いずれも高山市の郊外で作られている民芸品であり昔から続いているものだが、最近は後継者が不足しているという。 私個人的に二十四日市の思い出は、ぶんねもん坂(別院入り口から一之町交差点まで)にある「谷松」で毎年この市の日だけ売られている黒砂糖で、大きな塊を細かく割って売るパフォーマンスに昔からの思い入れがある。 甘いものが不足していた戦後に、子供の憧れとしては充分なものであったようだ。 毎年この市の日は天候が荒れると言うが、今年も穏やかな晴れとは行かなかったようで、氷点下数度の小雪が舞う中、白い息を吐きながら人々が集っていたらしい。 (画像は2001年のもの)
by yoas23
| 2006-01-25 06:30
| 飛騨高山 四季の旅
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