飛騨の昔遊び カッチン玉 ①

ビー玉のことを飛騨ではカッチン玉と呼んだ。
このカッチン玉はおもちゃ屋や菓子屋などで売っており、子供の小遣いで充分に買えた。
ラムネ玉の大きさとそれより少し小さなもの、また逆にスマトボールほどの大きさのものとあって、中には風車のような色のついた模様が入っているものもあり、子供の宝物として大切なものだった。
カッチン玉を使っての遊びといえば、「三角出し」や「打ちこ」「目落とし」などが思い浮かぶ。
「三角出し」とは地面に一辺が30~40cmほどの三角と、それより数メートル離れた場所に一本の線を書き、三角の中にそれぞれ各人が決まった数の玉を入れる。それを交互に線の場所から少しずつ三角に向かって爪で弾いて飛ばし、三角の中の玉を枠外に出せばその数だけ貰え、また自分の玉が枠内で止まればその玉は三角内に没収され、また新しく自分の玉を使って線より打つ。
三角内の玉が無くなれば、ゲームは終了するというもの。
強い子は大きな箱一杯に貯めており、それはまるで今のパチンコ屋の玉のようであり、一種の子供のギャンブルであった。
また玉を数えるのに一個、二個ではなく一チン、二チンと数えたが、何故「チン」が単位なのかは良く分からなかった。
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by yoas23 | 2006-02-10 06:53 | 飛騨の昔遊び
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