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漬物

長い冬を越すための知恵の一つに漬物がある。
深い雪に閉ざされた山間地では冬の野菜は貴重で、保存食や加工食として蓄えられる。
「赤かぶ」は飛騨を代表する漬物で紅色のかぶらを使用する。葉を付けたまま、また株の部分だけを切ったもの、細かく刻んだものと色々だが、どれも見ただけで食欲をそそる酸っぱさがこみ上げてくる。
温かなご飯に漬物は、田舎の暮らしの風景に無くてはならないものである。
朝市ではこの季節には生野菜が少なく、もっぱら漬物が目に付く。昔は樽から出したものをそのまま売っていたが、最近ではきちんと袋詰めされている。
衛生的には良いのだろうが、素朴な朝市のイメージが壊される気もする。
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by yoas23 | 2006-02-23 09:12 | 飛騨高山 四季の旅
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