飛騨の昔遊び おつかい

大前牛肉店の項で「肉を買って来い」と、お使いに出されたと言ったが、毎回肉ばかり買っていたのではなく、ほとんどは惣菜であった。
その中で時に思い出深いのは「角や」の天ぷらである。
高山市の安川通りを東に上れば大雄寺にぶつかるが、そのすぐ下に天ぷら屋の「角や」はあった。
若達町への角にあることから多分「角や」だったのだろう。店は食料品店で、入り口近くが天ぷらのコーナーであった。
大柄のおばさんが大きな鍋で揚げている芋の天ぷらは、自分の家で揚げるのとは違い黄色い色をしていた。
おそらく専用の粉を使っていたのだろ、柔らかさといい甘さといい、とっても美味しかったのである。
当時は八軒町の方にも美味しい天ぷら屋があったようだが、我が家は角や専門であった。
大人になって、懐かしさのあまり立ち寄ったが、天ぷらはその時既に止められて、普通の食料品店に戻っており、残念に思ったことであった。
[PR]
by yoas23 | 2006-03-30 06:59 | 飛騨の昔遊び
<< 新井製麺所 飛騨の昔遊び 陣地取り >>