嫁ヶ淵

飛騨市宮川町岸奥(旧宮川村)の宮川に、嫁ヶ淵とよばれる淵があります。
子供の頃は水泳場になっていて澄んだ水で底が見えたような気がしますが、現在では深い緑色になってどれだけの深さなのか計り知れません。
この淵には伝説があり、娘姿に身を変えた龍が雨の降り続いたある日、近くの家を訪ね宿を乞うじました。
独り身の主人が快く受けてくれたので、魚を獲って生計を助けるうちに嫁となりましたが、「見ないでくれ」と願っていた魚を獲る真の姿を見られたため、嫁はそれきり姿を消してしまいました。
見てはならぬものを見てしまったのはキビ畑の隙間からであり、その時からこの家ではキビを作らなくなったという話で今でもその家は現存します。
昔、ここで見た赤ムツ(オイカワ)の肌の色と共に、何か神秘さを湛えている場所でもあります。
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by yoas23 | 2006-04-06 08:12 | 飛騨の民話
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