飛騨の昔遊び 蛍狩り

飛騨にはゲンジボタル、ヘイケボタルのどちらもいて、6月の下旬頃から飛び出す。
今は昔のように乱舞する所も少なくなったが、昔は蛍狩りが当たり前で、子供たちは連れだって夜の闇中へと向かって行った。
手には団扇や竹箒と虫篭を、タモを持っている子供は少なかったが、幸い田んぼの畦などには低い所に止まっているものもいて、簡単に素手でも捕まえることが出来た。
口々に「♪ほー・ほー・ホタル来い!、あっちの水は苦いぞ~、こっちの水はあ~まいぞ~」と唄いながら歩いて行く。
ホタル籠の中には湿らせた草を入れて、その中に捕まえたホタルを入れると、篭はたちまちランプのように明るく見えた。
また篭の中を覗き込むと、ホタル独特の鼻を突くような匂いがしたが、それはまた何時までも記憶に残る匂いだった。
蛍狩りは夜の冒険だったが、何時も犠牲者が出たもので、たいがい一人や二人は夢中になってしまい、小川や田んぼに落ちる結果となった。
今ではホタルを保護をしている所が多く、蛍狩りが出来るような場所は無くなったようだ。
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by yoas23 | 2006-07-04 06:10 | 飛騨の昔遊び
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