炒り粉(こうせん)と聞いても「はて何のことやら?」と思われる人も多いだろう。
それも御尤もでネット検索してもなかなか出来ない。 実ははったい粉のことであり、関東では麦焦がしの名で知られているものである。 大麦を炒って粉に挽いたもので、昔は袋に入れて八百屋や菓子屋などで売られていた。 食べるのは夏の季節であることが多く、砂糖を多目に入れよく混ぜて食べるのであるが、粉っぽいため喉に詰まらせることもあった。 食べ残すと母から「虫が来る」と嫌われたが、確かに穀物なので直ぐにカツオブシムシの様な甲虫が集まってきた。 容器からスプーンで掬って食べていたが、兄弟で笑わすことがあり、吹き出して辺り一面に粉を撒き散らし、またもや母から怒られることに・・・。 また他の食べ方として少量の水で練って団子状にして食べたりもしたが、お湯で練ると香ばしい香りがしてより一層食欲をそそったものだ。 今では袋入りのものは売っていないような気がするが、乾物屋か穀物屋では手に入るかも知れない。 探し出して昔を味わってみるのも一興かな?。
by yoas23
| 2006-07-31 11:28
| 飛騨の昔遊び
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