飛騨の昔遊び 大運動会 (運動足袋と紅白饅頭)

最近の小学校の運動会は早く、9月に入るのを待って行われる。
昔は10月が当たり前で、薄っすらと紅葉しかけた頃で真っ青な秋空が眩しかった。
グランドでの行事のため雨天順延となることもあったが、大事な年間行事であるため、中止になることは先ず無かった。
当日は普段より早く目が覚めたのは言うまでも無く、少々寒かったが真っ白なランニングシャツにトレパン(トレーニング・パンツといって白い運動用の長ズボン)、それに足元は運動足袋、頭には紅白帽子という出で立ちでいざ出陣となる。
紅白帽子は今ではそんなものはあるかどうか分からないが、裏返せば赤くも白くもなる帽子であり、男子は帽子を、女子は紅白襷をバンダナのように頭に巻いて各組に分かれた。
運動足袋も現在ではもう無いが、スニーカーなどの無い時代は運動の時の履物と言えば皆足袋だったのである。
校長先生や来賓の挨拶の後、大会はプログラム通りに進み応援合戦にも熱が入り、「♪八幡様に願かけて~おみくじ引いて問うたなら~何時も赤の方が勝ち、勝ち、勝ち、・・・」などと大声での応援が続く。
お昼には父兄がお弁当を持って観戦に来るのが普通で、子供もその日ばかりは給食ではなくピクニック気分で父兄との昼食の輪に加わった。
リレーや綱引きの後、最後は騎馬戦や大玉送りで幕となったのであるが、途中から騎馬戦は怪我をするといけないので・・・と、中止になる学校が多かった。
また父兄による仮装行列など、今では信じられないような出し物もあったのである。
大会を終えて各自に配られる紅白饅頭が、当時は何よりもの楽しみであり、手にした重みを感じながら家路を急いだものだった。
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by yoas23 | 2006-09-10 07:13 | 飛騨の昔遊び
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