飛騨の昔遊び 隠れ家

昔の子供というのは、自分達だけの小さな空間が好きで、路地の奥まった場所のような所に、板切れなどを持ち込んで隠れ家を作ったりなんかしたものだ。
またツリーハウスよろしく枝振りの良い木を選んで、樹上にまでも小屋を造って遊んだ。
特に秋もこの時期には、稲刈りが終わり脱穀した藁が田んぼに堆く積んであり、これ幸いとその中に洞穴のように空間を作ったりした。
田んぼの持ち主もその事を知ってはいたが咎めることもなかった。
どうせ細かく切って肥料にする藁だからと大目に見てくれたのだろう。
今であれば大叱られの悪戯であるが、当時は人皆穏やかな時代だったのだ。
ただ首筋に入った藁屑のお蔭で家に帰ったからも痒い思いをしたのは言うまでも無い。
今はコンバインで藁屑はたちまちのうちに細かく砕かれてしまい、藁の束すら見られない時代である。
現代の子供たちも自分の部屋が持てるようになったので、敢えて小屋造りはしなくて済むようだが、何となく寂しい感じもする。
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by yoas23 | 2006-09-24 10:26 | 飛騨の昔遊び
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