飛騨の昔遊び 禿た山の赤土

10月9、10日は秋の高山祭りである。
間近になると夜は鉦や太鼓や笛の練習の音が聞こえて来て、徐々に雰囲気を高めてくれる。
高山祭りは屋台の引き回しで有名であるが、巡幸行列もまた見ものである。
神様をお旅所へお連れする行列は裃姿の警護を始め、獅子やおかめ、火吹男、鬼、などの他、鉦や鶏芸、稚児などの総勢数百名の行列である。
祭り提灯の下がる沿道をゆっくりとした動きで移動するのだが、ルートに漏れると玄関先で獅子も舞ってくれないため、隣家より自分の玄関まで神様を自宅に案内するという意味で目印の道を書くのである。
その塩の道も舗装道路で無かった頃は赤土を蒔いたものだった。
赤土を採って来るのは子供の仕事で、近くの「禿た山」(表土が削られて土が露出していたことから子供たちはこう呼んでいた)に出かけた。
土を入れて持ち帰る麻袋を持参で行ったが、そこは子供のこと何時の間にか麻袋は格好の橇と変身し、滑り降りる道具となる。
何度も夢中で滑るものだからとうとう穴が開いてしまった。
土も採らないで帰るとどうなるか、後は書かなくても想像だけで充分だろう。
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by yoas23 | 2006-10-06 08:36 | 飛騨の昔遊び
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