カテゴリ:飛騨の民話( 6 )

杣が池

高山市高根町では合併前には8月の第一土曜日(ちょうど今日)にかがり火祭りというのが開かれていました。
何処もそうした行事は財政難の憂き目に遭って廃止や縮小を余儀なくされていますが、ここも例外では無く残念です。
その会場となった留ノ原には森の中に杣ヶ池という神秘な池があります。
これは灌漑用等の人工池ではなく御岳の爆発の際、流れ出た溶岩の堆積によって出来たものだと思います。
その池には伝説が語り継がれていますが、2枚目の写真にあらすじがありますので興味のある方は読んでみて下さい。
(クリックでサイズが大きくなります)
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by yoas23 | 2010-08-07 06:27 | 飛騨の民話

山本の美人清水

高山市国府町に美人清水と呼ばれる湧き水がありますが、
確か小島千代蔵著の「飛騨の伝説」にも書かれていたと思います。
いわれに付きましては説明札をご覧頂くとして、このような話も日本中には多いと思います。
私は美人になりたいとは思いませんが、飲もうにも少し濁っていました。
雨の多い頃にはきっと澄んだ水が滾々と湧き出すことでしょう。
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by yoas23 | 2009-04-21 00:01 | 飛騨の民話

二つ葉栗

飛騨の民話の一つに「二つ葉栗」の話があります。
詳しくはこちらにこの民話の語りがあります。
飛騨弁ですので分かり難い部分もあるかも知れませんが、聞いてみて下さい。
内容は次のようなものです。(紹介文を引用させて頂きました)

現在の高山市清見町の牧ヶ洞という在所に住んでいた源次は、
横着者で他人のものを平気で盗んで生活するような悪人でしたが、
庄屋のとくべえさんから白山の地獄谷で死にかけた自分の話を聞いて改心します。
そんな源次も病に倒れ、「来年、庭の栗の木が二ツ葉になっていたら、天国に行ったと思って下さい」
と言い残して死んでしまいました。

次の年、村人たちが栗の木を見に行くと・・・
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by yoas23 | 2007-12-18 17:48 | 飛騨の民話

ふくべ水

飛騨は山深い所ですからいろいろな所に清水が湧き出していて、文字通り山紫水明な感じがします。
ここ高山市の国府町と上宝町を結ぶ十三墓峠の辻近くにもふくべ水という冷たい水が湧き出しています。
この清水に付いては以下の看板にあるようないわれが言い伝わっています。
今でこそ車で短時間に通り過ぎる峠道も、昔は汗を拭き歩いて越えた旅人の、
渇いた喉を潤す有り難い水だったことでしょう。
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立て看板は合併前に立てられたもので上宝村となっていますが、現在は高山市上宝町です。
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by yoas23 | 2007-05-10 04:23 | 飛騨の民話

盗人神様

昔々のこと一人の泥棒が村人4人に追われこの地まで逃げて来た。
危うく捕まりそうになった時、森が見えてきたのでその森蔭へと隠れた。
そこは加茂の森という小さな祠を祀った森だが、周りは田んぼで隠れる所も無く、迫る追っ手に泥棒は祠の神様に「どうか私を匿って下さい。もう決して悪いことは致しません。今も働けない両親と病に伏す妻と3人の子を食べさせるために仕方なく悪事を・・・しかし目が覚めましたもう決して・・・」と懇願した。
すると泥棒の前の小さな祠が大きくなり、その中に泥棒が隠れると今度は逆に小さくなってしまった。
追っ手は袋のねずみと思い込んだのだがどうしても見付からず、これはきっと神様がお隠しになったのだろうと諦めて帰った。それから誰言うともなくこの場所を盗人神様と呼ぶようになった。今でも高山市松本町の旧国道の脇には昔そのままの小さな森がある。
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昔の百姓は貧しく特に飢饉の年にでも当たると、食べるものもほとんど無い生活だったのだろう。
このような話は各地にあると思うが、悪事を裁く神が泥棒を助ける、いわば罪を憎んで人を憎まずといったことなのだろう。
「悪事を働いても改心することが救われる道なのだよ」ということを語り継ぎたかったのだろう。
飽食の現在ではこのような泥棒は少なくなっただろうが、改心出来ない悪人たちが多いような気がする。
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by yoas23 | 2007-04-07 02:58 | 飛騨の民話

嫁ヶ淵

飛騨市宮川町岸奥(旧宮川村)の宮川に、嫁ヶ淵とよばれる淵があります。
子供の頃は水泳場になっていて澄んだ水で底が見えたような気がしますが、現在では深い緑色になってどれだけの深さなのか計り知れません。
この淵には伝説があり、娘姿に身を変えた龍が雨の降り続いたある日、近くの家を訪ね宿を乞うじました。
独り身の主人が快く受けてくれたので、魚を獲って生計を助けるうちに嫁となりましたが、「見ないでくれ」と願っていた魚を獲る真の姿を見られたため、嫁はそれきり姿を消してしまいました。
見てはならぬものを見てしまったのはキビ畑の隙間からであり、その時からこの家ではキビを作らなくなったという話で今でもその家は現存します。
昔、ここで見た赤ムツ(オイカワ)の肌の色と共に、何か神秘さを湛えている場所でもあります。
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by yoas23 | 2006-04-06 08:12 | 飛騨の民話