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北ノ俣岳登山

北アルプスの北ノ俣岳(2662m)に登りました。
登山口である神岡町の大規模林道、富山県境にある飛越トンネル(1480m)を出発したのは、午前0時を少し回ったくらいで周りはもちろん真っ暗、懐中電灯で歩道を照らしながらの登山となりました。
登山の開始時間が早いのはアプローチの長さと山頂での御来光は無理としても、寺地山あたりで夜明けを迎えたいとの願いからで、普通は明るくなってからの登山の方が安全です。
寺地山(1996m)に着いたのは3時半、まだ夜明けには間がありますが、もうすでに北ノ俣山頂が黎明の薄明かりによってシルエットがはっきりして来ました。
そして草地に到着したのが4時過ぎ、樹林帯を過ぎて汗ばんだ頬にそよぐ風が心地良い感じです。
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↑遠く笠ケ岳や乗鞍岳が薄墨を引いたような朝もやに浮かんでいるのが見られます。

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↑ふり向けば今まで登ってきた尾根や寺地山が朝日を浴びています、山頂までもう一頑張りです。

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↑稜線に到達したのが6時過ぎ、山では夏のこの時間はもうすっかり日中です。
  太郎兵衛平への分岐あたりでライチョウの雄に出迎えられました。
  登山者に臆することなく周りを歩き回っています。なだらかなハイマツの道を進むと5分程で北ノ俣山頂に到着です。

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↑山頂からは南には黒部五郎岳、遠くには槍ヶ岳もかすんで見られます。

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↑北には大きな山容の薬師岳が、また眼下には黒部の渓谷や東には屏風のように連なる後立山の山並みが眺められ、疲れも吹っ飛ぶ瞬間です。

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↑山頂周辺のハイマツの影に今度はライチョウの雌の姿を見つけました。黒く澄んだ目がとても愛らしいですね。

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↑高山植物ではタテヤマリンドウ、ムシトリスミレが山頂近くに見られました。

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↑下山途中では、登る時には薄暗くて見られなかったミヤマダイコンソウやチングルマが草地までの間、眼を楽しませてくれます。

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↑草地は高層湿原独特の地塘が多く見られ、背の高い植物が無いため視界は良好です。

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↑地塘周りにはワタスゲが風になびいていて、よく見れば耳掻きのようで思わず耳に持って行きたくなります。

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↑振り返れば夏空に北ノ俣岳山頂が浮かんで見えます。ここ草地には無人ですが設備の整った山小屋があります。

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↑「急ぐことはあるまい」今夜はここで・・・
  雲海を赤く染めた夕焼けが明日の天気を保証してくれているようです。
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by yoas23 | 2003-07-19 22:42 | 山歩き