<   2006年 05月 ( 41 )   > この月の画像一覧

おとしぶみ

初夏の山道を歩いていると時々筒状に包んだ葉っぱが落ちている。
最初は誰かのいたずらか?と思ったが、場所を変えても落ちている。
鉛筆ほどの太さで2cmくらいの長さに硬く巻かれた葉を解いてみると、中には小さな楕円形の卵が入っていた。
図鑑で調べたら甲虫の仲間のオトシブミの卵と分かった。
母虫は孵化した幼虫が充分食べられるほどの大きさの葉を選んで、その中に卵を産み付け硬く巻いて、地上に落とすという。
落とす文(巻物)のようなものだから「落とし文」か・・・、なるほど!。
オトシブミは体長1cm足らずの大きさであるから、この作業は大したものである。
幼虫を安全に育てるために身に付けた術かも知れないが、何故か芸術的な感じさえもする。
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飛騨市神岡町にて
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by yoas23 | 2006-05-31 04:54 | 昆虫

ウルイ(ギボウシ)

ウルイ、すなわちギボウシだが、地方名のウルイの方が通りが良いようである。
湿った沢沿いに群生しているのが普通であるが、崖や山崩れの跡のような絶壁に生えることもある。
山菜として利用するのは伸びきる前の巻いた葉で、刻んでお味噌汁の具にする。少しほろ苦いがアクも少なく「ギュ!ギュ!」とした歯ごたえがたまらない。
また他の利用法として、チンゲンサイの代わりに豚肉と共に油炒めとしても美味しく頂ける。
お寺の庭などには品種を改良したギボウシが植えられているが、あちらのものは葉の厚みがあり硬く感じられる。
まさか、お寺の庭から採ってくる訳には行かないから、試食も未経験であるが・・・。
夏には塔立ちの紫の花を付ける。
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飛騨市宮川町にて
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by yoas23 | 2006-05-30 05:03 | 山菜

スギナ

雑草の駆除では一番の困り者がこのスギナであろう。
根が硬いことと茎が脆いことで毟っても次から次へと生えて来る。
土筆が食べられるくらいしか利用価値が無いようだが、何かの作用があるらしく、このスギナを乾燥し、煎じて服用している人もいる。
何時もは厄介者扱いにされているのだが、水滴をいっぱいまとった姿は清々しいものである。
早起きのご褒美であった。
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後方はクサソテツ、更に後方は本物の杉
新潟県魚沼市にて
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by yoas23 | 2006-05-29 04:12 | 野山の花

飛騨の昔遊び 遠足

小学校での遠足は春と秋の二度あり、春は歩いて、秋にはバスを使うことが多く、徒歩の場合は低学年ではせいぜい片道10k程度の近間であり、行き先は公園や名所旧跡が多かった。
先ずは高山市内の城山公園、隣町の千光寺、安国寺、高学年になって少し遠くの四十八滝や美女峠などであり、先生に描いてもらったわら半紙の地図をボール紙に貼り付け首から下げて行進した。
服装は今のようなカラフルなシャツなどあろうものか、大体は学生服のままであり、暑くなれば脱いでカッターシャツ姿が普通であった。
途中では歩きながら「おおブレネリ」や「おお牧場は緑」などの唱歌を合唱しながら歩いたものだ。また中には常に列を乱す者や、棒切れを振り回す子供がおり、そのたびに先生の大きな声が飛んだ。
お弁当はおにぎりが定番。ゆで卵は当時は高級なもので、こんな時にしか食べられなかったので宝物のようで楽しみでもあった。
またおやつとして持って行くのが許されたものは金額で××円まで、ドロップやカルミン、他に夏みかんもあったが、これが何時もおやつの金額に入るかどうかもめたものである。
「みかんはおやつではない!デザートだ!」と言って聞かない子供がいたが、果たして日常にデザートなるものを食していたのだろうか?当時は食べることすら必死な時代である。
5年生の遠足は富山市の呉羽山だったが、それは翌年の修学旅行の予行演習とも言えるもので、ほとんど未知の世界への旅立ちでもあり、その後の行動範囲が広がって行くきっかけとなった。
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by yoas23 | 2006-05-29 04:01 | 飛騨の昔遊び

朴の木の花

朴の木と言えば飛騨では食卓に欠かせない「ほうば味噌」の器?に使う大きな葉の木である。
梅雨間近のこの季節、甘い香りを放ちながら咲く大輪の白い花は、遠くからでも良く分かるもので、それは暖かい地方のタイサンボクに似ている。
秋には赤い種の房状の大きな実を付けるのだが、地上に落ちたのを見付けると華やかな花に比べ、妙にグロテスクにさえ感じる。
また昔は若葉に暖かいご飯を包んでお弁当としたもので、塩味だけであったが朴の葉の香りが移り、とても美味しかったと記憶している。
何でも朴葉には殺菌効果があるらしい。
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新潟県魚沼市にて
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by yoas23 | 2006-05-28 05:35 | 野山の花

ニホンザル

飛騨も山奥ではよく猿の群れに出くわすことがあるが、最近問題になっている日光や大分などのように、人に危害を及ぼすような話は聞かない。
飛騨の猿は臆病そのもので何時もこんなに遠くの,また逃げる写真しか撮れない。
人との間合いを取りながら細々と生きている彼らに愛着さえ感じてしまう。
今の世と違い都会との交流が少なかった時代、飛騨人は都会人に比べ自分達を卑下して「飛騨の山ザル」と言ったが、何とも素朴な呼び方である。
山道で猿に出会うたび、ついついそんなことを思ってしまう。
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飛騨市神岡町にて
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by yoas23 | 2006-05-28 05:16 | 日々の発見

乗鞍岳

5月15日に山開きを終えた乗鞍岳がこの日はよく見えていた。
乗鞍岳は飛騨高山のシンボル的な山で標高3027mである。
連山になっているので「乗鞍岳」という名の固有の山は無く、それぞれ「剣ヶ峰」「恵比寿岳」「不動岳」「猫岳」などのいくつもの山の総称であり、それは八ヶ岳や立山、御岳などと同じである。
乗鞍へは以前はマイカーで上がることが出来たが、最近はマイカー規制によって麓のバスターミナルで、バスかタクシーに乗り換えて登らなければならない。
もちろん歩いて登るのは可能で、自転車も良いことになっている。
ただ、坂道が急なので「ママチャリ」では無理、装備のしっかりした自転車でなければ事故のもとである。
今は残雪が楽しめるがそれが消える6月も下旬ともなれば、今年もまた色々な高山植物が咲き始めることだろう。
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高山市丹生川町よりの眺め
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by yoas23 | 2006-05-27 06:11 | 飛騨の国紹介

ジュウニヒトエ

花の感じが十二単を纏っているように見えるからなのだろうか、華やかな名が付けられたものである。
確かに薄紫色は平安の昔を偲ぶには良いのかも知れない。
路傍でよく見かけるのだが、平均の草丈が低い場所を好むからであろう。
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飛騨市宮川町にて
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by yoas23 | 2006-05-26 05:03 | 野山の花

ヤマシャクヤク

山中でこんな花を見つけたら、思わず声をあげてしまいそうなくらいの感動がある。
園芸品種とは違って清楚な、それでいて華やかさも併せ持っている花だ。
根は漢方薬として知られるが、花はそれ以上に見事である。
ただ、花の時期が短く2日ほどで散ってしまうのは残念。
ヤマシャクヤクの花を好んで訪れるフタスジハナカミキリというカミキリムシの仲間がいるが、探してもなかなか見付かるものではなく、それはまたヤマシャクヤクそのものも野外では貴重だからだろう。
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郡上市石徹白にて
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by yoas23 | 2006-05-25 06:07 | 野山の花

ホンドリス

大きな木から木へと素早く軽やかに移動するリスを写すのは困難なもので、
藪で「何かが動いた!」・・・と気付きカメラを用意した頃には既に梢に移っています。
望遠機能の乏しいコンデジではどうしても小さく写ってしまいます。
それでも今日は何とか「リス」と判断出来る1枚を得ました。
日本にはもともと北海道にエゾリスと本州、四国、九州にホンドリスしかいなかったのですが、
最近はタイワンリスが見られるようになったといいます。
何でも飼われていたものが逃げ出して増えたらしいです。
大柄のタイワンリスに比べホンドリスは小型なので区別は簡単。
それにしても太い尻尾はリスそのものの特徴で可愛いものです。
それで動きのバランスを取っているといいます。
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新潟県堀之内町にて
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by yoas23 | 2006-05-24 05:57 | 日々の発見