節分に豆まきをするのは昔からの習わしで、飛騨でも普通に行われる。
それでも昔はもっと楽しみな行事だったように思うが、それは今のようにテレビなどの娯楽が無い時代、いくつかの季節の行事を待ちわびる思いからだったのだろう。 節分の前になると子供たちは鬼やおかめ(お福)の面を画用紙に描いて切り抜き、耳に掛ける輪ゴムを付けて仕上げた。 節分当夜は、そのお面を被り、炒った大豆の容器を片手に、家中を「鬼はそと~、福はうち!」と叫んでまいた。 二階のある家は二階から、平屋であっても玄関に遠い所からまき始め最後は玄関を出て行く鬼を見届けたら「しゃみしゃっきり!」と言って勢い良く戸を閉める。 豆をまくのは良いが、「鬼は外、福は内」と大声で叫ぶのが、何だか恥ずかしいと感じたのは自分だけだったのだろうか?。 豆はその後素焼きのものから炒って砂糖を絡めたもの、またピーナッツに変わったりしたが、埃の被った豆を拾い集め、年の数だけ食べた思い出だけは現在でも残る。 今では年の数なんてとても食べられないから、豆まきもしなくなった。
by yoas23
| 2006-02-03 00:04
| 飛騨の昔遊び
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