今でも信州の土産にイナゴの甘露煮があり、時々買ってみる。
昔はイナゴの甘露煮は自宅で作ったもので、イナゴ採りに暇な子供が選ばれたのは当たり前だった。 手ぬぐいを半分に折って縫い合わせた袋に、竹筒などを刺して、入れたイナゴが這い上がらないように工夫して、いざ田んぼへ・・・。 間もなく稲刈りを迎える実った黄金色の稲の葉に、イナゴは止まっているのだが、素手で捕まえようとしてもすぐに逃げられる。 イナゴ採りは朝早くの動きが鈍感なうちが良いのだが、それでも命の惜しいイナゴは逃げ足も速い。 何度か空気を掴まされてるうち、だんだんとコツを飲み込んでゆく。 後ろから捕まえるのではなく頭から、ぼやぼやしてないで素早く!。 イナゴの吐く醤油のような液体で手を染めながらの奮闘の結果、ようやく晩御飯のおかずになる程度の収穫を得て家に。 甘辛に煮付けたイナゴはお酒の肴にはピッタリだが、もちろんその頃はお酒の味も知らず・・・。 ただカルシュムの補給に・・と。そんなことばかり聞いて食べたものだ。 しかし後ろ足が鋸状になっているため、口の中が痛い。後足を取って食べてると「勿体無い!」の母の声。 後足さえなかったらな~とぼやきながらも・・・。 今ではそんなことは気にしないで後足は取って食べる。 写真はミヤマフキバッタで、羽根が短いので食べても口に触らず柔らかな感じがしたが、田んぼではあまり見なかった。
by yoas23
| 2006-09-28 10:27
| 飛騨の昔遊び
|
カテゴリ
全体 日々の発見 山歩き 野山の花 山菜 きのこ 乗鞍岳の高山植物 飛騨の昔遊び 飛騨高山 四季の旅 飛騨の国紹介 イラスト・スケッチ 食いしん坊 蝶 昆虫 小さな旅 遠くまで・・・ 何時もの風景 飛騨の民話 歌は世に連られ・・・ 自作曲 想うこと 我が家の我楽多 千夜一夜の昔話し その他 飛騨の暮らし 以前の記事
お気に入りブログ
「古都」大津 湖国から ヤスコポーロ見聞録 おばあさんのブログ 心の万華鏡 気まぐれ Dojikame あじさい通信・ブログ版 金沢発ときめき浪漫 写真日誌 きのこ、だけ 花ごよみ~山野草に魅せられて~ グルメ・温泉に行っちゃう... じいちゃん先生のトナカイだより ニットルームpiko 街にひとりごと 私 紀の国 城下町便りと観光... 風景☆Photo ちゃたろうな日々 something nice お留守ワンコ ~奈良の都し思ほゆるかも~ 花 PIT-INN 手作りと古いものと安いも... 四季折々 (3) 美しい花に語る 自然の中で 新れいな日記 老猿の山日記 風の記憶 自然の中でⅡ 続・四季彩日記 新・四季彩日記 エキサイト以外のお勧めリンク
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||